希望が持てる業界へ

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高齢化社会の介護問題を考える

高齢化社会では、一人で家を切り盛りしてきた尊敬する母親が徘徊などの問題行動を起こし、さらには我が子の顔まで忘れてしまうということがあります。こうなると、子として心から介護をすることは難しくなってしまいますね。認知症の高齢者のケアは、「身内の関係」では難しいものがあります。しかし、全く知らない遠くの施設で、全く知らない介護職に任せればいいというわけでもありません。認知症の高齢者は、大きな施設で多くのスタッフ囲まれた「日替わりケア」などされたら、頭の中が混乱してしまいます。ますます出来ないことが増えて、認知症に拍車をかけるだけですから「他人の関係」もあまりよくはありません。

では、どのような関係がベストなのかというと、それは「見知った関係」です。つまり、身内でもなく全くの他人でもない、地域の身近な人なのです。何も隣近所の人でなくても構いません。小さな規模のデイサービスセンターやグループホームならば、いつも顔を合わせるうちに何人か「半見知り」の関係が出来てきますよね。そうした仲間も、地域の人といってよいでしょう。

理想としては、自宅から数分程度の距離にあるデイサービスに歩いて行って、そこで顔見知りの近所の人からケアされることです。ボランティアの子どもたちを話し相手にするのもよいかもしれませんね。これが「地域ケア」というものなのです。デイサービスのスタッフは高齢者の記憶に残ろうとはしません。あくまでも、認知症のお年寄りの中にしっかり残っている「感情」に触れ合う介護をしてくれます。

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